輪郭をなぞりながら、そろり日々をたどるメモ

全盲として過ごす、ささやかな日々の記録。

支援と外食のあいだで、ちょっと立ち止まる話

🍽️ ヘルパーさんの食事代はだれが払う?

前回、制度の話の中で
ヘルパーさんの食事代も利用者が負担する と書きました。

ヘルパーさんも一緒に食べるなら、いいんです。納得できます 😊
でも、ときにはこんな場合もあります。


🧑‍🍳 食べないけれど「支援」はしている

ヘルパーさんは、
私たちの 食事を助けるだけ で、自分は食べないということも。

たとえば──
📖 メニューの代読
🍽️ 運ばれてきた料理の説明
🔪 料理を切り分ける
🔥 焼き肉店やお好み焼き店などで、焼く作業
🥤 ドリンクバーから飲み物を運ぶ
こうしたサポートをして、
自分は何も口にしない、ということもあるんです。

普通に考えれば、食べない人の食事代は発生しないはず。
ヘルパーさんが「自分は介助者なので食べません」と前置きすれば、
注文しなくても店側から何か言われることは、ほとんどありません。
ただ、店員さんが少し不思議そうに
「それだけでよろしいですか?」と確認することはあるけど 😅


🍖 問題になるのは「食べ放題」

やっかいなのは、
食べ放題バイキング形式 のお店です。

通常メニューと同じように、
食べる人の分だけ注文でOK というお店もあります。

でも実際には──
「食べなくても人数分注文してください」
と言われるお店も少なくありません。

介助者であっても注文が必要。
注文すれば当然、
食べない人の食事代 が発生し、それを利用者が負担する 💴


💰 結果的に“割高”になる現実

わが家の場合、
私と夫に、ひとりのヘルパーさんがつくので、
食べるのは二人。
でも支払うのは三人分。
それだけ二人で「元が取れる」ほど食べられればいいかもしれません。
でも、いくらなんでも限度がありますよね 😅

障碍者だって、「今日は食べ放題行こうか!」
そんな気分になることはあります。
でも結果的に、健常のお客さんより高くなる。
かといって、店員さんが配慮してくれるわけでもありません。
おそらくお店のルールなのでしょう。
でも正直、
あまりいい気分ではありません 😞


🎤 カラオケ店の場合は?

一方で、カラオケ店の場合は少し事情が違います。
カラオケの料金は、多くのお店で
👤 1人あたりの室料
🥤 ドリンクバー込みプラン
⏰ 時間制パック料金
といった「人数基準」で設定されています。
部屋を使う=人数分の料金、
という仕組みになっていることが多いんです。

ヘルパーさんは歌わなくても、
同じ部屋に入り、同じ時間を過ごす。
安全確保や移動支援も含めて、
その空間を共有している。 だから、
人数分の室料がかかるというわけです 🎤

飲食店のように
「食べる・食べない」ではっきり区別しにくい仕組みなんですね。
この理屈はしっくりくる気がするので、
カラオケの場合は比較的納得できます。


🤔 やっぱり考えてしまう

食べ放題は、
本来「たくさん食べる人ほどお得」な仕組みのはず。
でも私たちは、
食べない人の分まで支払う前提

それがわかった時点で、 そのお店はあきらめます。

🌱 それは「仕方ない」で終わらせていいの?

お店にはお店のルールがある。
運営の事情がある。
それはわかる。 

でも──
支援が必要だからこそヘルパーさんと一緒に外出しているのに、
そのことで健常者より出費が高くなる現実。
それを「仕方ない」で片づけてしまっていいのでしょうか。

私たちは特別扱いを求めているわけではありません。
ただ、食べていない人の分まで払う前提が当たり前になっていることに、
少しだけ立ち止まってほしいんです 🕊
今の仕組みは、
支援を受けながら生きる人にとって、少しハードルが高い。

ほんの少しの柔軟さ。
それだけで、外出の幅はぐっと広がります 🌈