輪郭をなぞりながら、そろり日々をたどるメモ

全盲として過ごす、ささやかな日々の記録。

2026-03-01から1ヶ月間の記事一覧

驚かれるたびに、少しだけ世界が広がる

見えなくても「観る」ということ 動画を見たり、テレビを楽しんだりしていると話すと、 健常者の反応はだいたい二つに分かれます。 ひとつは、 「うそだぁ」「まさか!」と、にわかには信じられない人。 もうひとつは、 「へぇ、わかるの?」と、不思議そう…

「見えないなら、ラジオでしょ?」って思ってる人へ

✨ 見えなくても「観る」——テレビと私の話 よく勘違いされることがあります それは、 「目が見えないと、ドラマやアニメのような“画面ありき”のメディアとは無縁になるだろう」というもの。 さらに、「テレビの代わりにラジオを聴くのが当たり前」 そう思っ…

見えなくても、夢の中では景色がある

見えなくても見る「夢」の話 今日は、「夢」の話をします。 寝ているときに見る、あの夢です。 目が見えない人は夢を見るの? この質問、私は耳にたこができるほど聞いてきました。 結論から言うと―― 目が見えなくても夢は見ます。 もちろん、夢をほとんど…

便利な時代の、見えない不便

便利な社会の、もうひとつの側面 ✨ 最近、電化製品はタッチパネルになり、 レジはセルフ化され、飲食店の注文もタブレットやスマホからできる店が増えてきました。 人手不足の対策にもなるし、操作もスムーズ。 効率という意味では、文明は確実に進化してい…

今日の予定と、足りない手 🤔

◆ ヘルパーさんが足りないのは、なぜ? 以前、我が家の外出事情について書いた記事の中で、 ヘルパーさんの人手不足について触れました。 「限られた時間で、外へ」 https://lyranex-memoir.hatenadiary.jp/entry/20260225/1771971506 今回は、そのあたりを…

タクシーは、いつも小さな賭け 🎲🚖

視覚障碍者とタクシー ✨ 遠出したいとき、道を知らない場所へ行きたいとき、電車を使うほどの距離ではないとき。 車を持っていない人が利用するのは、やっぱりタクシーでしょう 私もよく使います。 でも正直、タクシーは当たりハズレが激しいんです 見えな…

白杖と歩きスマホ : すれ違う命の距離 👣

視覚障碍者の歩行と「歩きスマホ」の人たち ひとりで白杖を使って歩いていると、 街中では意外といろんな壁にぶつかります。 特に、悩ましいのは、 歩きスマホの人たちと衝突することが少なくないという事実です 白杖は「安全のサイン」だけど… 白杖を持っ…

支援と外食のあいだで、ちょっと立ち止まる話

️ ヘルパーさんの食事代はだれが払う? 前回、制度の話の中で ヘルパーさんの食事代も利用者が負担する と書きました。 ヘルパーさんも一緒に食べるなら、いいんです。納得できます でも、ときにはこんな場合もあります。 ‍ 食べないけれど「支援」はしてい…